メモ
『星屑の町』(2020/日本/杉山泰一) あるいは贔屓目なのかも知れないが、ならば見る者を贔屓目にさせる一際な何かがあるのだと、この映画の活けるのんさんを見ていても言いたくなる。演出なり演技なりの狭間からときとして表出する御愛敬。野暮ったい田舎…
『犯罪都市』(2017/韓国/カン・ユンソン) 「犯罪都市」ソウル、その混沌としたローカルな地域性がどこまで現実に根差すものかは判らねど、活劇の舞台となるにはこんな国際化と地域性の鬩ぎ合う社会的背景は欠くべからざるものなのかも知れず。1stショッ…
『風立ちぬ』(2013/日本/宮崎駿) 可塑性。 生きとし生けるものの一部としての機械の機体、起きて見る夢と寝て見る夢、溶け合い繋がり合う線と線、イメージとイメージ、意味と意味との只中で、ただ生きる、生きているという、その単純なリアルの「美しさ…